第1インタビュー・ヒロインとヘロインは1字違い


ねぇねぇ、いんたびゅーってなに?
名前とか特技とか、その人のことをいろいろきくんですよ。
そっか、オレがんばるよ。
オレのことみててね、アルト。
ああ。私の分も頑張ってくれ。
それで、今日は誰が来るんだ?
次のゲームのヒロインだそうですよ。
それはアレだな、前回が前回なだけに心してかからねぇと…
ふーん?それはつまり、私に不満があるということか?
いやいやいやいや、めっそうもない!
だから、その剣をしまって!
俺への愛とかそういうのを思い出して!!
元々ないものは、思い出しようがないでしょうに。
……あ。だれかきたよ!


        

こんにちはー!
どうも。
よお!
はじめまして。
……こ、こんにちは。
初回なので勝手がわからないが、とりあえず名前を教えてくれるか?
オッケー。
うちの名前はコルト。
故郷から遠く離れた都会で勉学に励む、花も恥らう17歳やで。
「勉学に励む」ってことは、学生さんですか?
そうそう。
学生か。制服って、なんかこう……いいよな。
おっさん臭いですね。
ノエル、頑張ってインタビューするんじゃなかったのか?
あ。うん。
……ええと、コルトのとくぎはなぁに?
特技?えっとなぁ、コインの聞き分けかな。
なんですか、それ。
この大陸のコインなら、音を聞いただけで金額がわかる。
50枚までなら、同時でもオッケーや!
嫌な特技だな。
…そういえば、部屋に隠されたエロ本見つけるのも得意やで?
今度お邪魔してもいい?
ダメ、絶対にダメ。
嫁入り前の女の子が、男の部屋に入っちゃいけません!
そんなお為ごかしを…
本当は見つかっちゃマズいものがあるだけのくせに。
ねぇねぇ、「えろほん」ってなに?
お前だって、1冊や2冊持ってんだろ!
あなたと一緒にしないで下さい。
ねぇ、ねぇねぇ、「えろほん」ってなに?
男って……。
   
   
綺麗にまとまったところで、うちそろそろ学校行くわ。
がっこうにいったら、「えろほん」わかる?
どうかな。
それより、今度アルトさんに教えてもらい。
うん。わかった。
じゃぁな!
ばいばい。


 BACK   HOME